覚えた知識や難解な特殊算を扱う力が求められる私立中学受験とは違い、公立中高一貫校の適性検査に求められるのは、基本的な四則演算が中心で、多くの問題は小5レベルの学力があれば解けるものです。

一方、複雑な条件が複数混在しているため、高度な情報処理能力が要求されます。知識や公式を思い出すのではなく「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤しながら考えなければなりません。様々な情報や条件を組み合わせ、正答にたどり着いた時の感覚は、パズルの最終ピースがはまり完成したときの喜びと似たものがあり、「遊びの感覚」とも言えます。

中学受験には「苦学」の印象がつきものですが、公立中高一貫校の適性問題対策は楽しみながら取り組めるものがほとんどです。

そこで佐々木ゼミは、小5のうちから適性問題のベースとなるようなパズル的な問題に触れさせ、「楽しみながら受験に取り組む姿勢」を獲得していただくことを狙いとした、「朝スタ」を設計しました。本プログラムは全国すべての公立中高一貫校受験に臨む小5生を対象としたものです。

なぜ「朝スタ」なのか

1.脳のゴールデンタイム

目覚めてからの約3時間は、脳が1日の中で最も効率よく働く「脳のゴールデンタイム」だということが脳科学的に証明されています。朝から午前中にかけてはドーパミンやアドレナリンが多く分泌されるため、やる気や集中力が高まり、効率よく勉強に取り組むことができます。現在、佐々木ゼミでは、広島叡智学園の中学受験コースで朝時間帯を利用した学習プログラムを実施しております。朝から学習を始めた生徒の多くから「学校の授業に集中できるようになった」「朝100ます計算をやるようになって計算ミスが少なくなった」等の声が報告されています。

2.自己効力感の向上

アメリカの軍では、朝起きると真っ先に自分のベッドのベッドメイキングをしなければなりません。シーツの角をきっちり折りたたみ、シワひとつないほどピンと張る。なぜそれがそんなに重要なのか。元アメリカ海軍大将マクレイヴンが動画で説明している一部を抜粋します。

・ベッドメイキングをすれば、1日の最初のタスクを達成したことになる
・最初にひとつのタスクを達成したら、次のタスクも、その次のタスクも達成しやすくなる
・その結果、1日の終わりには多くのタスクを達成していることになる

中学受験は長期間の集中力が求められます。毎日の積み重ねなくして学力の向上は期待できません。週3日、「朝スタ」に参加することで、受験生の自己効力感を育むことができます。たとえ結果が出なくても、受験をやり切ったという自己効力感は次の高校受験、大学受験で圧倒的なアドバンテージになります。

3.早起きによる集団の力学

「早起きは三文の徳」と知っていながらも、大人でも早起きを習慣化させることは難しいと言われています。同志で朝学習する効果は、集団力学の観点から見ると、継続学習に非常に有効であることがわかります。集団力学とは、集団内の相互作用が個人の行動や意識に影響を与える仕組みのことです。早朝に学習する習慣は、個人だけでは挫折しやすいものですが、仲間と共に取り組むことで「一緒に頑張る」という意識が芽生え、責任感やモチベーションが高まります。このような環境を整備することで、生徒らは学習を継続しやすくなり、自然と習慣化されていきます。また、仲間の努力が刺激となり、自分も頑張ろうとする「社会的促進」の効果も働きます。訓練を受けたクラスコーディネーターが、参加者の「競争心」ではなく「協創心」を醸成することで、「第一志望校全員合格」を目指します。

4.私学との併願が可能

公立中高一貫校を目指す多くの生徒が、私学、または附属中学との併願を考えています。中学受験塾の多くが夕方の時間を使った授業設計になっているため、同時間帯に提供される適性対策を選ぶことに躊躇する生徒が少なくありません。「朝スタ」は早朝に実施されるため、すでに通っている夕方の塾と重なることがありません。よって、効率よく公立中高一貫校と私学、付属校との併願対策が可能となります。